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参考書籍

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発酵ウコンの生理活性に関する学術的背景

発酵ウコンの病理効果)

(5)
うつ病の改善
1.

健常な人でも肉体的・精神的ダメージを受けると、体調を崩し、食欲がない、眠れない、
気力がわかないというようなうつ状態におち入ることがあります。
うつ病は反応性と内因性に分けられますが、
反応性のうつ病は近親者の死というような精神的ストレスによっておこるので、
原因がはっきりしているため対処療法も明確になっています。
一方内因性のうつ病は根本的原因が明確になっていないため、
有効な対処療法がなく患者は何回でもうつ病にかかり、入退院を繰り返し家族が崩壊し、
職場を失い悲惨な人生をおくることになります。
この内因性のうつ病にウコンが有効であることが、自身が重度のうつ病患者である小菅正規医師の
臨床実験で実証されました。
結果は下記のとおりです。

【治験対象者20人】

  ウコン 抗うつ剤 精神安定剤 睡眠薬
著効があった者 7 0 0 0
効果があった者 10 7 7 3
効果がなかった者 3 13 13 17

この結果から、ウコンはうつ病の対処薬である抗うつ剤や精神安定剤よりも数段優れた効能を持っていることがわかりました。

2.

うつ病の特長

・精神的運動制止
気力減退、思考動作弛緩、食欲不振
・抗うつ気分
空虚感、悲観的気分、心身症
・過覚醒
不安、焦燥、不眠

うつ病は上記のような特徴を持っていますが、
その病理原因は心の働きが脳に無理をさせ続けたために脳の自己調整過程が疲弊し、
その結果いくつかの脳内モノアミンが不足し、情報伝達機構が円滑に働かなくなり、
それが心にストレスを与え続けることによって起ります。
このことは、病理的にうつ病を起すレセルピン(インド原産の植物由来のアルカロイド)の作用機序から
実証されます。

3.

レセルピンは交感神経抑制剤や虫垂神経抑制剤として、降圧剤や鎮静剤として臨床使用に供されています。
そしてうつ病を病理的に起こすことが知られており、その作用機序はニューロン神経終末内で
シナプス小胞に神経伝達物質であるノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンは殆んど0になることから
実証されています。

4.

上記から発酵ウコンは脳内アミンを上昇することによってうつ病を劇的に改善すると考えられますが、
今後の研究課題であります。