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参考書籍

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発酵ウコンの生理活性に関する学術的背景

発酵ウコンの病理効果)

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肝機能強化、アルコール性肝炎の予防と改善及び二日酔防止

ウコンは琉球王朝時代より、民間薬として受け継がれてきており多くの効能が実証されてきていますが、
そのなかでも酒を飲むときにウコンを飲んでおけば二日酔しないということは広く一般に知られています。
この事実はアルコール度数の強い泡盛を日常多量に飲む沖縄で長い年月をかけて臨床結果として
実証されており、一つの科学的真実といえます。

そしてウコンは「肝臓の薬」として日常的に食され沖縄地方独特の食文化として伝承されてきました。
アルコールは主に小腸で吸収され肝臓へ送られます。
そこで脱水素酵素により次々と酸化を受け二酸化炭素と水に代謝されます
(アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→二酸化炭素+水)。
このとき発生する中間物質のアセトアルデヒドが有害物質で二日酔の元凶です。

発酵ウコンはこの反応の律速速度を促進することが本郷博士等の実験によって実証されています。
これ等の研究によれば、これはADH(アルコール脱水素酵素)とALDH(アセトアルデヒド脱水素酵素)の活性が
ウコンによって促進されることによるとしていますが、詳細は作用機序はよくわかっていません。

肝臓の代謝機能は、肝臓内の酵素及び補酵素の生理活性に支配されていますが、
これらの生理活性はカルシウムイオン(Ca2+)濃度と供給酸素量に依存しています。
発酵ウコンは、豊富に含まれている活性化されたCa2+と毛細管活性の向上によって
肝臓の代謝を促進したことが根本原因ではないかと考えられます。